電子メール
ユーザーアカウント情報および会社設定を設定する方法

SAP Business Network スタンダードアカウントに登録後、アカウントの以下の領域のすべてを確認および更新して、顧客との取引の準備を確認することを推奨します。アカウント情報を最新に保持することにより、SAP Business Network Discovery から新しいビジネスを見つけるチャンスが高まります。


ステップ 1: ワークベンチの処理タイルのカスタマイズ

ダッシュボードタイルでは、却下された請求書など、顧客と取引したドキュメントが一目でわかります。SAP Business Network スタンダードアカウントのワークベンチに表示される処理タイルを追加または削除することができます。 

タイルをカスタマイズする方法:

  1. [ワークベンチ] タブに移動します。
  2. ページの右側で、[カスタマイズ] を選択します。
  3. 必要に応じて処理タイルを選択して削除します。選択したタイルをドラッグアンドドロップして、ダッシュボードで表示される順序を再編成することもできます。
  4. [適用] をクリックして変更内容を保存します。

ステップ 2: ユーザーアカウント情報の更新

ユーザー情報を更新する方法:

  1. アプリケーションの右上隅で [自分のイニシャル] > [マイアカウント] をクリックします。
  2. 個人情報を入力し、優先言語、タイムゾーン、および通貨の設定を入力します。

    : 通常の設定では、アカウント管理者の名前、電話番号、および電子メールアドレスがバイヤー企業に表示されます。アカウントの管理者の場合は、SAP Business Network で顧客取引関係のある組織以外に対して個人連絡先情報を非表示にするために、[連絡先情報に関する設定] セクションで [自分の個人連絡先情報を非公開とする] をクリックすることができます。

  3. [モバイル設定] タブで情報を更新します。SAP Business Network Supplier モバイルアプリをインストールして、モバイル端末から SAP Business Network スタンダードアカウントにアクセスする場合は、この領域でモバイルアプリのユーザー設定を設定することができます。

    : モバイル端末に SAP Business Network Supplier モバイルアプリをインストールして、アプリからアカウントにアクセスしたことがある場合にのみこの領域が表示されます。

  4. [保存] をクリックします。

ステップ 3: 会社プロファイルの更新

SAP Business Network、SAP Business Network Discovery、SAP Ariba Sourcing、および SAP Ariba Contracts の間では単一の会社プロファイルが共有されています。1 つのアカウントから、すべての顧客取引関係に対応する単一の会社プロファイルを更新することができます。通常の設定では、すべての見込みおよび既存の顧客取引関係に対して会社プロファイルが表示されます。

会社プロファイル情報を確認および更新するには、[会社情報] 権限が必要です。

会社設定を更新する方法:

  1. アプリケーションの右上隅で [自分のイニシャル] > [会社プロファイル] をクリックします。
  2. ここから、各プロファイル領域で情報を更新できます。
    • 会社情報が表示されるセクションの右上隅で (カーソルを合わせると [会社情報の編集] と表示されます)、右端にある鉛筆アイコンをクリックして、会社名、Web サイトの URL、DUNS ナンバー、住所、および事業の種類などの会社情報を編集します。
    • [製品およびサービスのカテゴリ] を含むセクションで、右端にある鉛筆アイコンをクリックして、製品およびサービスのカテゴリ、出荷先またはサービス提供地域、および貴社が対応している業種を追加します。選択した製品およびサービスカテゴリに基づいてビジネスチャンス通知を受け取ることができます。既存の製品およびサービスカテゴリに対応しない製品およびサービスを指定する場合、提供内容を説明する新しいカテゴリを提案することができます。
    • [認証情報] をクリックして、会社の多様性認定 ([マイノリティ優遇措置対象企業]、[非白人系オーナー企業] など) を設定します。これらの認定は会社プロファイルで既存の顧客に表示され、見込み顧客はこれらの認定に基づいてサプライヤを検索することができます。
    • [サステナビリティ評価] をクリックしてサステナビリティ評価を追加し、顧客に対するリスクをどのように管理しているのかを明示します。 
    • ページ左側の [その他の住所] をクリックして、他の会社住所がある場合は追加します。
    • ページ左側の [ビジネス情報] をクリックして、会社の一般詳細および会計情報を入力します。
    • [連絡先] をクリックして、詳細な会社の連絡先情報を追加します。
    • [追加のドキュメント] タブをクリックして、会社プロファイルに関連するドキュメントを添付または表示します。通常の設定では、事業を行う国で必要とされるドキュメントがこのタブに表示されます。
    • [アセスメント] をクリックしてアセスメントを完了します。
    • [マーケティング資料] セクションで、右端にある鉛筆アイコンをクリックして、顧客プレゼンテーション、ケーススタディ、およびバイヤーが貴社を簡単に参照するためのリンクを含む、会社をアピールするための添付ファイルを追加します。 
    • [会社のキーワード] セクションで、右端にある鉛筆アイコンをクリックして、貴社を見つけやすくするための検索キーワードを入力します。
    • [オプション] > [プロファイル設定] をクリックして、既存の顧客および見込み顧客に対して表示される、会社の基本情報以外の情報を指定します。

      ヒント
      : 顧客と取引するには [公開プロファイルの完成度] を示すグラフを 100% にする必要はありませんが、新しいビジネスを見つけようとする場合は、できるだけ多くのフィールドを完了することを推奨します。

  3. [保存] をクリックします。

ステップ 4: 受け取る通知の設定

通知設定を設定して、通知するイベントを指定することができます。表示および管理できる通知設定は、ユーザーアカウントの権限によって異なります。通知設定の設定について追加サポートが必要な場合は、アカウント管理者に連絡してください。

通知を設定する方法:

  1. アプリケーションの右上隅で [自分のイニシャル] > [設定] をクリックし、[通知] を選択します。
  2. 受け取る通知の種類ごとにチェックボックスにチェックを付け、最大 3 件の電子メールアドレスをカンマで区切って入力します。

    ヒント: 1 つの通知の種類を 3 件を超える電子メールアドレスに送信するには、電子メールシステムで配信リストを作成し、[通知] ページの適切なフィールドに、その配信リストの名前を入力します。

  3.  [保存] をクリックします。

ステップ 5: 会社のスタンダードアカウントへのアクセス権を持つ追加ユーザーの設定

会社のアカウントの管理者の場合は、ユーザーを作成して、SAP Business Network スタンダードアカウントでさまざまなアクティビティを実行できるように、そのユーザーに役割を割り当てることができます。

各役割には一意の名前と、割り当てられたユーザーがアカウントで何を表示および実行できるかを指定する関連権限セットが含まれます。たとえば、受信注文書を処理して請求書を作成するユーザーに対して、請求書生成者の役割を作成することができます。実行する必要があるタスクに応じて、関連役割が複数ある場合があります。

すべてのユーザーは [マイアカウント] ページにアクセスできます。このページには、基本連絡先情報およびその特定のユーザーに対して設定された言語設定が含まれます。各権限に応じて、ユーザーは会社のアカウントのその他の領域にアクセスできます。また、権限によってユーザーが設定できる通知の種類も制御されます。

会社内の追加ユーザーにアクセスを許可するには、次の手順に従います。

  1. アプリケーションの右上隅で [自分のイニシャル] > [設定] をクリックし、[ユーザー] を選択します。
  2. まず役割を作成してから、ユーザーアカウントを作成し、その役割を割り当てます。 

ヒント:


ステップ 6: 顧客から注文書やその他のドキュメントを受信する電子メールアドレスの決定

電子メールアドレスを入力して、顧客から注文書電子メールを受信することができます。支払予定や送金など、その他のドキュメントの種類に対して電子メールアドレスを設定することもできます。

スタンダードアカウントでは、顧客から受け取るドキュメントのルーティング方法として、[電子メール] のみを選択することができます。いつでもエンタープライズアカウントにアップグレードして、[FAX]、[cXML]、または [EDI] などのその他のルーティング方法を指定することができます。管理者の場合、または [取引設定] 権限がある場合は、受信ドキュメントのルーティング方法を選択することができます。

顧客からのドキュメントについて適切なユーザーが通知されることを確認する方法:

  1. アプリケーションの右上隅で [自分のイニシャル] > [設定] をクリックし、[電子オーダールーティング] を選択します。
  2. ドキュメントの種類ごとに電子メールアドレスを設定します。

ヒント:


ステップ 7: 支払いおよび銀行情報の設定

顧客は送金先住所を使用して、電子的に、または郵便で送金します。複数の送金先住所および支払方法設定を指定することができます。

SAP Business Network では、作成した請求書の [送金先] セクションに送金先住所情報が表示されます。また、この情報は、顧客が会社プロファイル情報を確認する際にも表示されます。

請求書に銀行口座詳細を含めるように顧客が求めることがあります。必要に応じて、SAP Business Network によって自動的に請求書に [銀行口座番号] および [銀行 ID] の値が含められます。

請求書で使用するアカウントに送金詳細を保存する方法:

  1. アプリケーションの右上隅で [自分のイニシャル] > [設定] をクリックし、[送金] を選択します。
  2. (任意) 顧客からの早期支払申し入れを承認するルールを自動的に作成することができます。SAP Business Network では、顧客から受け取る早期支払い申し入れと自動受入ルールを比較し、事前定義されたルール条件すべてを満たす申し入れを受け入れます。

ステップ 8: 顧客の取引ルールの確認

必要条件が何かを知るために、顧客の取引ルールをよく理解することは重要です。たとえば、顧客は、注文書に対する請求書を作成する前にオーダー確認を作成するように求めていますか。あるいは、顧客は過去の日付の請求書を許可していますか。

顧客の取引ルールを理解することにより、請求書の作成時に発生するエラーの数を削減し、請求書却下の可能性を低くすることができます。

: 顧客からの参加依頼なしでアカウントを登録した場合は、[顧客取引関係] オプションが表示されません。この場合は、SAP Business Network 外で顧客に連絡し、貴社をサプライヤの 1 社として追加してもらうように依頼する必要があります。


ステップ 9: その他の設定領域が正確かどうかの確認

電子請求書ルーティング: 請求書が却下された場合や請求書の状況が更新された場合など、請求書に関連する通知を受信する電子メールアドレスを設定します。このセクションに税情報を入力することもできます。

アカウント階層: 会社に複数の SAP Business Network アカウントがある場合、それらを親子アカウント階層で関連付けることができます。これにより、複数のアカウントの更新に必要なメンテナンスを削減することができます。

サービス登録: SAP Business Network 登録により、会社の顧客とのやり取りを強化するメリットおよび機能が提供されます。このセクションは、エンタープライズアカウントにアップグレードしている場合のみ適用されます。スタンダードアカウントの使用は無償です。

利用規約  |  Copyright  |  セキュリティに関する情報  |  情報の保護