2111 Readiness 機能プレビュー: 評価プロセスおよびカスタムサプライヤライフサイクルプロセス向けの新しいモジュール式プロセスフレームワーク

SAP Ariba Supplier Lifecycle and Performance
SAP Ariba Strategic Sourcing Suite

プロセスプロジェクトには、以下の前提条件があります。

• 組織の顧客管理者は、以下の 2 つのセルフサービス設定パラメータを使用して、柔軟なプロセスフレームワーク機能を有効化する必要があります。
  
  • [インテリジェント設定マネージャ] でモジュール式プロセスフレームワークを有効化する ([顧客管理者] グループのメンバシップが必要)。
  • SM 管理設定パラメータの Application.SM.Process.EnableModularProcessFramework ([SM 業務管理者] グループのメンバシップが必要)。

注意: 必ず両方のパラメータの設定が同じになるようにしてください。

• プロセスプロジェクトで部門を使用するには、ビジネスユニット (部門) 機能を有効化し、部門マスタデータをサイトにロードする必要があります。
• サイトに SAP Ariba Sourcing も含まれている場合は、従来のソーシングイベントとプロセス評価、および Guided Sourcing イベントと従来のソーシングイベントに関連する特定の考慮事項および前提条件がいくつかあります。「サプライヤ評価および SAP Ariba Sourcing イベントについて」を参照してください。
• Ariba システム管理でプロセスの種類およびカスタムプロセス状況のマスタデータをインポートするには、[顧客管理者] グループのメンバである必要があります。[SM 管理] でプロセス状況を自動的に割り当てるためのプロセス状況およびルールをインポートするには、[SM 業務管理者] グループのメンバである必要があります。
• プロセスプロジェクトテンプレートを作成するには、[テンプレート作成者] グループと [SM プロセスマネージャ] グループの両方のメンバである必要があります。
• プロセスプロジェクトを作成するには、[SM モジュール式質問事項マネージャ] グローバルユーザーグループと、[プロセス開始者] 役割が付与されているテンプレートのプロジェクトグループの両方のメンバである必要があります。
• モジュール式質問事項をプロセスプロジェクトテンプレートに追加するには、モジュール式質問事項プロジェクトテンプレートに公開済みバージョンが少なくとも 1 つ含まれている必要があります。
• プロセスプロジェクトの最終状況を手動で設定するには、[意思決定者] 役割が付与されたプロジェクトグループのメンバである必要があります。

プロセスプロジェクトには、以下の制限があります。

• 従来の評価プロジェクトからプロセス評価プロジェクトへの移行はありません。この制限は、以下を意味します。
  
  • 従来の評価専用プロジェクトの質問事項から、評価プロセスプロジェクトで使用されるモジュール式サプライヤ管理質問事項にデータを移行する方法はありません。サイトでプロセスプロジェクト機能が有効化されると、従来の評価に基づく再評価には、以前の評価からのデータを含まない新しい評価プロセスプロジェクトが関連し、受信者は再評価のために新しいプロセスベースのモジュール式質問事項を提出する必要があります。[SM 管理] の質問事項のインポートでは、モジュール式質問事項へのデータのインポートはサポートされておらず、評価データを従来の評価質問事項または外部システムからプロセス関連のモジュール式質問事項に移行するために使用することはできません。
  • サプライヤ検索では、従来の評価およびプロセス評価の状況フィルタが異なります。[評価状況] フィルタを使用したサプライヤ検索では従来の評価の結果が返され、[サプライヤプロセス状況] を使用したサプライヤ検索ではプロセス評価の結果が返されます。サイトに両方の種類の評価が含まれている場合、検索では両方のフィルタを使用して完全な結果を返す必要があります。

• プロセスプロジェクトのテンプレートアップグレードは、現在サポートされていません。ただし、

  
  

  • プロセスプロジェクトで使用されるモジュール式質問事項プロジェクトのテンプレートをアップグレードすることができます。

  • プロセスの更新には、常に、現在公開されているバージョンのテンプレートの新しい外部タスクで参照される受入フォームおよび追加のモジュール式質問事項が含まれます。プロセスプロジェクトに含まれており、現在公開されているバージョンのテンプレートの外部タスクによって参照されなくなった質問事項は、アップグレードされたプロセスプロジェクトに残ります。

• サイトでプロセスプロジェクトが有効化されると、従来の評価が無効化され、
  
  • 評価マネージャは、従来の評価プロジェクトを作成できなくなります。
  • 既存の従来の評価プロジェクトに基づいて再評価を開始すると、新しいプロセス評価プロジェクトが作成されます。
  • 評価マネージャは、引き続き既存の従来の評価に基づいて不採用決定プロジェクトを作成することができます。
  • [サプライヤ評価データ] インポートを使用して、新しい従来のサプライヤ評価を定義したり、[有効期限切れ] 以外の状況の既存の評価を更新したりすることはできなくなります。代わりに、サプライヤプロセスデータインポートを使用して、標準の SAP Ariba 評価ライフサイクル状況にマッピングされる評価状況を設定します。商品分類、地域、および部門の同じ組み合わせに対して進行中の従来の評価プロジェクトがある場合、この新しいインポートではプロセス評価を作成できません。

[サプライヤ評価データ] インポートを使用して、新しい評価を定義するか、既存のインポートされた評価の状況を [有効期限切れ] に更新すると、プロセス評価を使用した更新の対象になります。このデータインポートを使用して、プロジェクトに基づく従来の評価の状況を更新することはできません。

プロセスプロジェクト機能により、進行中の従来の評価プロジェクトが中断されることはありません。これらのプロジェクトの既存のワークフローは引き続き機能し、以前と同様に完了することができます。

• 評価プロセスプロジェクトを使用してサプライヤが評価された後、その評価プロセスプロジェクトに基づいて不採用決定プロジェクトを作成する方法はありません。現在、質問事項および承認を含む個別の不採用決定プロセスワークフローはありません。ただし、評価プロセスプロジェクトの意思決定者は、その状況を手動で変更することができます。また、データインポートまたは API クライアントアプリケーションを使用して状況を更新することもできます。
• 評価にプロセスプロジェクトを使用する場合、ユーザーインターフェイスのサプライヤのカスタム評価状況は、プロセスプロジェクト状況と標準の SAP Ariba 評価状況間のマッピングに基づいて、関連するプロセスプロジェクトによって決定されます。従来の評価プロジェクトまたはデータインポートに基づく評価では、引き続きユーザーインターフェイスに従来の評価状況が表示されます。
• 現在、SAP Ariba Supplier Lifecycle and Performance では、プロセスの種類ごとに 1 つのプロジェクトテンプレートがサポートされています。ライフサイクルの種類ごとに複数のプロセスの種類を定義できますが、特定のライフサイクルの種類の最初のプロセスプロジェクトによってサプライヤの全体的な状況が設定されることに注意してください。評価に基づいて新しいサプライヤが同期されるように ERP 統合が設定されている場合、この状況により、その時点でサプライヤが ERP と同期されます。たとえば、事前評価プロセスの種類と完全な評価のプロセスの種類を作成し、どちらも [評価] ライフサイクルの種類にマッピングすることができます。ただし、サプライヤの全体的な評価状況は、その時点で完了した [評価] ライフサイクルの種類を持つすべてのプロセスプロジェクトの最終状況によって決定されます。そのため、承認された事前評価プロセスでは、サプライヤの全体的な評価状況を [採用] に設定し、ERP システムに同期することができます。詳細については、「プロジェクト状況 (プロジェクト状況) 」および「カスタムプロセス状況」を参照してください。

注: 現在、ソーシングイベント、契約ワークスペース、および Guided Buying 機能では、ライフサイクルの種類が [評価] のプロセスの種類が複数ある場合、評価状況を使用することはできません。

• 内部モジュール式質問事項プロジェクトは、プロセスプロジェクトの一部としてのみ作成することができます。単独の内部モジュール式質問事項はサポートされていません。
• モジュール式質問事項のマッピングされた質問のデータを統合 ERP システムに同期することは、現在、SAP Ariba によって検証または認証されていません。プロセス受入フォームから統合 ERP システムへのデータの同期はサポートされていません。統合設定で評価状況に基づいて新しいサプライヤの自動統合が指定されている場合、プロセス評価状況は従来の評価状況と同様に機能し、ERP システムへの初期同期がトリガされます。
• 現在、プロセス開始者はプロセスの更新時にプロセス受入フォームを編集することができ、意思決定者は最終状況の設定時にプロセス受入フォームを編集できますが、受入フォームには以前の回答を示すバージョン履歴はありません。現在の回答のみが表示されます。

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